陣痛中は痛かったですが、出産する瞬間は本当に無痛でした!
妊娠中に民間のさい帯血保管と無痛分娩を決意していた私が、出産をした日の流れを破水した日からレポートしてみます!
さい帯血保管に向けた流れも少しだけ書いてるのでご参考ください。
前日23時、マッサージ中破水した?ため車で40分の産院へGO
予定日10日前、全く下りてこないお腹と、すでに3,300gオーバーの我が子にビクビクしながら
お産を進める作用があると言われているツボを母親に刺激してもらっていました。
すると、ちょろちょろちょろっと尿漏れのような感覚が・・・・
一瞬焦るも、まあ気のせいかと思い再度横になると、やはり先ほどの尿漏れの感覚があります。
ひとまず病院に連絡し、事前に用意していた陣痛バッグと入院バッグを持って母親の車で30分かけて産院に向かいました。
車で病院に着くころには、あてていたナプキンでは水分がすでに吸いきれなくなっていました。
助産師さんより、睡眠薬服用禁止を言い渡される➔陣痛で全く気にならない。
病院について助産師さんに内診をしていただき、「破水だね」の一言を頂きました。
この時点では全く痛みは無く、これから出産するなんて全く考えられませんでした。
眠りたかったので、「睡眠薬服用して寝るってありですか?」と恐る恐る聞くと、思った通りの「否」。
ああああですよね~そうですよね~、と。不眠になってから数年、量の増減はあれど完全に全く飲まない日はほぼ無かったわけで、
「絶対眠れないんだけど・・・寝たかったなあ・・・」と残念に思っていました。
この時服用していたのは、ルネスタ0.2mgくらい・ベルソムラ15mgでした。
離脱症状は無いと言われている薬たちですが、陣痛中に万が一離脱症状出たらどうしようと不安になっていました。
が、全くでなかったし、病院到着して1時間後に陣痛が始まったので眠れないことなんて全く気になりませんでした。
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参考私が不眠症になった理由ー眠れないあなたが不眠症にならないためにー
突然不眠症になりベンゾ服薬・適応障害発症・休職を経験。 その後減薬・回復を経て職場復帰。 更に20年には妊娠・出産。ただしまだ完治には至っていません 。 ↓睡眠薬の減薬方法はこちらでまとめています↓ ...
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痛すぎて悶絶した陣痛中の10時間
無痛分娩を希望していた私は、事前に麻酔するタイミングを説明されていました。
- 子宮口6センチまでは麻酔は打たない
- 陣痛で正気を失っていて安全に麻酔が打てないと医師が判断した場合は無痛分娩を中止する
そう、子宮口6センチまでは、できるだけ静かな良い妊婦でいなければならなかったのです。
まあでも、無理ですよね。
深夜1時あたりから始まった陣痛は、明け方に向けてどんどん勢いが強まっていきました。
朝6時になると、痛みは絶叫ものでした。
陣痛の痛みは「腰を象がのっしのっし」とか「腰を後ろからハンマーでたたかれた感じ」とか前もって聞いていて
「ははっ、象がのっしのっししたら腰くだけるじゃんwwwおおげっさーwww」
とか愚かなことを思っていましたが、脳内で象に踏まれてる自分を想像しないと意味不明でパニックになるくらいの痛みでした。
そんなに痛かったのに、その後の触診で子宮口3センチと言われ・・・もう出産やめて逃げたかったです。。。
子宮口8センチまで進行➔やっと麻酔注入もなぜか右半身に効かない
助産師さんに「ちょっと先生(医師)、外来混んでるみたいだから、患者さんの診察の良い切れ目で来てくれるからね。」
と言われ、、、、、
「もういやだ!(泣)無痛分娩だから来たのに!最後の最後でまた待たされるんか!!!!」
・・・と叫んでしまいました。。。これは本当に最悪な妊婦ですね。
11時半頃、陣痛が始まって約10時間、やっと産科医が麻酔を打ちに登場してくれました。
「地獄に仏」よりももしかしたらありがたい、「陣痛中に産科医」です。
助産師さんが内診したところ、このころ既に、子宮口は8センチ。
子宮口6センチで麻酔と言われていたのに、最終的には麻酔してもらったのは子宮口8センチになってからということです。
混乱した私は「ほぉらぁぁぁぁ!!!8センチじゃぁぁぁぁん!!!!」と叫んでしまいました。もう、最悪・・・・。。
産科医が麻酔をするような個人病院だと、タイミングによっては他の患者さんのケアも並行しながらなので、こんなパターンもあるのですね。
ともあれ、「心頭を滅却すれば火もまた涼し!!!!」と心の中で叫び、最後の気力を振り絞り麻酔をしてもらいました。
大体10分くらいで「あれ、痛みのレベルが下がってきたぞ。」と感じ始め、15分後にはよく言われる「感覚はあるけど痛みは無い」という状態にほぼなりました。
「ほぼ」というのは、なぜか右半身だけ少し痛みが残ってしまい。
と同時に、陣痛が少し引いてしまったらしく、右半身だけ麻酔の効きが悪い状態で促進剤を打つことになりました。
まあでも、この間痛みはありますが、陣痛中と比較すると、まだ理性を保っていられるくらいの痛みです。
適当にいきんでいると「子宮口10センチに到達」という産科医の声が聞こえました。
この時点で、わが子の顔なんてもう正直どうでも良くなっています。
1秒でもいいから早く出産終わってくれ・・・・それだけです。
吸引分娩でやっと出産!母親からさい帯血保管所に連絡してもらう
目玉が飛び出るのではないか、くらいのいきみ圧で3回いきんで無事出産。
ちなみに、病院からは事前に「無痛分娩は吸引になることが多い」と説明されており、(どうしても痛みが遠のくと分娩する力が弱まってしまうらしい)
例にもれず、私も最終的には吸引分娩でした。息子氏は分娩時に頭の回転が足りなかったらしく、産科医が頭を手動でぐりんと回しつつ、産まれてきました。
(吸引分娩が原因かは不明ですが、後日息子氏のあたまが歪んでいることに気づき、ヘルメットによる頭の形矯正をすることになります。)
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参考ヘルメット治療の対象になる赤ちゃんと治療メリット・コストまとめ
この記事では息子にヘルメット矯正治療を施すことになった経緯と、 治療にかかったコストを説明しています。 コストについては、2大ブランドアイメットとスターバンドの比較もしております。 お子様がヘルメット ...
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出産を終えて放心状態になっている私に代わって、母親がさい帯血保管をしてくれる会社に電話をかけ、医師からは「さい帯血無事採取しました」と
報告を受けました。
(詳しくは下記でご説明していますが、)さい帯血採取に関しては、事前に色々と準備をしていたので「ああ、出産本当に終わったんだな」と一気に脱力しましたね。。
無痛分娩どうだった?
麻酔をしていた子宮口8cm~出産の間+出産後2時間くらいは本当に無痛でした。
問題は麻酔をするまで長すぎたこと・・・。子宮口8cmってかなり痛かったです!
ただ、無痛分娩において麻酔をするタイミングは産院によって方針の違いがあるようですので、
事前によく確認することをお勧めします。以下3つは筆者が聞いたことのあるパターンです。
- 計画無痛分娩を実施しており、子宮口が3~4cmほどから麻酔が可能だが、計画日以前に産気づくと自然分娩の可能性あり。
- 子宮口3~4㎝ほどから麻酔が可能だが、土日・祝日・夜間は麻酔医がいないため麻酔は打たない
- 子宮口6cmほどから麻酔が可能だが、産科医がお手すきの時に限る(←筆者このパターン。聞く限り、筆者だけ・・・。)
次もし出産をする機会があっても無痛分娩を希望します!
(ちなみに地方の個人病院でしたが、基本料金が5万円+促進剤と諸々トッピングにて計10万円でした。)
さい帯血保管をサービスを利用して、どうだった?
事前に産院にさい帯血採取をお願いする必要があります。
筆者の産院は筆者が初めてだったとのことで、ステムセル研究所の方から直接産科医にアクセス頂き、許可をとりつけました。
その後は、以下のステップ通りに進みました。
- ステムセル研究所から同意書が送付されるので、産院側にサインしてもらったものと、自分でサインしたものを返送
- さい帯血採取キットが、筆者あてに送られてくるので、こちらを事前に産院側に提出
- 出産当日、産科医に採取頂いたさい帯血をステムセルの方に取りにきてもらう
- ステムセル側から契約書が送られてくるので、保管期間と支払方法に応じた費用を入金・契約書返送
筆者のように、産院のさい帯血接種第一号になる場合は、少し事前に調整が必要かもしれません。
20年保管で約32万円でしたので、費用面でかなり迷いましたが、元気に育ってくれてこのさい帯血が結果として不要であったとしても
それはそれでよいのかなと思い、申し込んでみました。使わずに済むことを祈っています。
今回は子供の数だけストーリーのある出産エピソードをご紹介してみました!ではまた!