管理人が不眠症・適応障害罹患中の鬱症状がでていた時に、実際言われて追い詰められた言葉・嬉しかった言葉です。
追い詰められた言葉
「薬飲まない方がいいんじゃない?」
薬、飲みたくて飲んでるわけじゃないんですよ。。。。
不眠のある人は、ベンゾ系の睡眠薬服用している可能性もあります。
依存しないように葛藤しながら、それでも飲まないと生活できないから断腸の思いで服用しているのです。
飲まない方が良いって、本人が一番思ってるから、言わないであげて。。。
-
参考ベンゾ減薬成功体験ー減薬中の生活と減薬に有効だったもの5つー
治療を続けているうちに、どんどん薬が増えていませんか? ネットで「ベンゾ」「離脱症状」で検索し、絶望した結果、ノープラン減薬をしていませんか? こちらでは最大4種類の睡眠薬を服用をしていた筆者が3年か ...
続きを見る
「眠れなくても死なないよ」
これ、たくさん聞きました!
いやいや、死ななきゃなんでも良いってわけじゃないじゃないですか。
今、心穏やかに生活を送っているはずだった私の人生は、不眠のせいで死んでいる!と思っていました。
言ってる方は悪気はないのだと思いますが、弱った心には「あなたが弱いせいで事が大きくなっている。」
くらいに聞こえてしまうので、思ってても言わないでください。
「寝たいって思うから眠れないんじゃない?」
いやいや、長いこと眠れてないのに、寝る時に「寝たくない」って思う人、いる?
普通は「寝たい」って思ったら眠れるんですよ。少なくとも、眠くなったら自然と眠れるのです。
不眠の人は、寝たいという意思どころか、体が疲れてて眠いと思っても眠れないのですよ。
完全なる体の機能不全なのです。病人に「あなたは気持ちで負けている」的なこと言わないで(涙)
「大丈夫、すぐ治るよ!」
「そっかあ!金言Thanks~!!」・・・ってなると思いますか?
根拠は・・・?
病気で悩んでいる人というのは、不眠や適応障害に限らず、自身の病気について徹底的に調べ上げている可能性が高いです。
そんな人に向かって「すぐ治るよ!」と言うと、「あ、あなたにとって私はどうでもいいんですね。」と受け取られかねません。
元気づけようとしてくれてるのはわかるし、普段であれば『ありがとう』なんでしょうが、
心が弱っている人に言うのは避けて、お願い。
「仕事辞めたら?」
休職しようか迷ってた時にいただいた言葉です。
特にトゲのあるような言い方ではなく、「別に辞めてもいいんじゃない?」みたいなトーンでしたが・・・・
そんなすっぱり辞められるなら悩まないのよ。
不眠や適応障害と戦いながらも、病前の生活にも未練があるし、克服したらもとに戻れるかもしれないじゃないの。
「飲みにでも行こうよ!」
うつ症状が出てると外出ができなくなります。
私の場合だと、満員電車では涙が出てきましたし、音や光に敏感になっていたので、居酒屋に入ると騒がしくて動機がしました。
レストランの中で焦燥感にかられ、ずっと下を向いて目をつむっていたこともあります。お酒の席なんて無理です。。
そもそも薬飲んでるからお酒飲めない。
パーッとやって気分爽快★アルコール消毒~♪ っていうのは万人共通でないのですよ。
でも、元気づけようとしてくれているのはわかるので、応えられない自分がとても情けなかったです。
嬉しかった言葉
「あなたはまだ大丈夫、でも心が微熱を出している。だから少し休もう。」
産業医にかかったときに看護師さんに言われた言葉です。
「心が微熱を出している」というのは良い表現ですよね。
「今なら間に合う」感と「休んだ方が良い」感がばっちり表現されてます。
『微熱かあ。高熱じゃないのかあ。』と少し安心した覚えがあります。
「眠れないことは誰にでもあるし、それが気になることも誰にでもある。でも普通はそれでも眠れる。
それができないということは、やはりちょっと疲れているね。病院に行こう。」
不眠や適応障害で症状自体以外に何が辛かったかと言うと、症状は辛いのにまだまだ世間の人は病気だという認識ではなく、
気持ちや心の捉え方の問題と考えていることが伝わってきたことです。
この言葉を聞いた時、「心の持ち方については問題ないけど、ただただ病気なんだね」と少し理解してもらえた気がして
嬉しかったし安心しました。
「何も心配しなくていい。休職しても、不眠が治らなくても、応援してくれる人は必ずいるし、いくらでもやっていける。」
これは夫に言われた言葉です。
そうなんですよね、休職したって、適応障害になったって、人生は続いていくんですよね。
友達も家族もいるし、病気になったらなったで、必要であればまた違った生活を始めればいいわけで。
それで離れてく人やモノなんていうのは初めからまやかしなんですよね。
自分にとって何が大切で何がただのアクセサリなのか、病気を通して何度も考えさせられました。
「今まで頑張ってきたんだから、今は休むべき時期なんだよ。」
これは休職して最初の頃、母親に言われた言葉です。
休むことになんとなく罪悪感を感じ、かつ、休む=「仕事以外のことをする」と思っていた私は、
回らない頭と体を使って1日の予定を埋めようとしていました。
ですが、この言葉を言われて「はっ!」とし、「そうか、今は休むべき時期だから病気になったのか。
では何もしなくていいんだな。」とそれまで休息の意味をとらえ違えていたことを悟りました。
心が敏感になっているので、言葉はいつもより重い!
いかがでしたでしょうか?
実際に不眠や適応障害になっている方の中では、上にあげた言葉をかけられた方もたくさんいると思います。
そんな時「自分のためを思ってかけてくれた言葉なのに、傷ついてしまうのは、自分がおかしいのか?」と思わず
「よくある反応なんだなあ。」と捉えていただけると、少しは心が晴れますでしょうか?
うつ症状、本当に苦しいですよね。
なぜかスマホを見ることはできても、本が読めない、テレビが見られない・・・
傍から見るとただゴロゴロしているだけだったりして。でもゴロゴロしているわりにはリラックスもできない。。
でも、休んでいる自分を責めないでほしいなと思います。頑張ったんだから、休みが必要なのです。
ではまた!
-
参考私が不眠症になった理由ー眠れないあなたが不眠症にならないためにー
突然不眠症になりベンゾ服薬・適応障害発症・休職を経験。 その後減薬・回復を経て職場復帰。 更に20年には妊娠・出産。ただしまだ完治には至っていません 。 ↓睡眠薬の減薬方法はこちらでまとめています↓ ...
続きを見る